この記事で解決できる悩み
文章を書けるだけだとこの先稼げるようにならない気がする。やっぱり資格とか取った方がいい?
SNSでは「資格なんていらない」とも書かれてあるけど、実際のところどうなの?
未経験から挑戦するのに、資格もなくて仕事がとれるのか不安・・・。
Webライターとしてステップアップしたいあなた。上のような悩みを抱えていませんか?
資格がある方が稼げそうとか、人と違うアピールポイントができて仕事が増えそうとか、気になりますよね。
でも実は、ぶっちゃけWebライターに資格は必要ありません。
文章は資格がないと書けない、というものではないからです。
事実、ボク自身5年ほどWebライティングに関わり、何十万円分の資格を取ってきましたが、資格の必要性を感じたことはありません。
現在は文字単価15.0円、月収60万円ほど稼げていますが、資格がなかったとしても特に変わらなかっただろうと思います。
そんな、何十万円もかけて遠回りをしたボク自身の失敗エピソードも踏まえながら、Webライターの資格について紹介していきます!
資格に高いお金や時間をかけるよりも、もっと大切なことをお伝えします。
お金や時間をかけて損をする前に、ぜひ読んでおいてくださいね!
そもそもWebライターはほとんど資格を見られない
結論、Webライターに資格は不要です。
冒頭でも述べたとおり、文章は「資格がないと書けない」」というものではないからです。
ボク自身、
- SEO検定1級
- Webリテラシー試験
- Webディレクション試験
- WEBライター検定(CrowdWorksが開催)
の資格を取ってきましたが、資格の影響を感じたのは「おぉ、なんかすごそうな人から応募があってなんか嬉しいっす〜」と、たった1回言ってもらっただけ。
Webライターの募集ページでも、「SEO検定合格者求ム」なんて見たことないですね。
そもそも、Webライターに関する民間資格は知名度が低いんです。
ライターとしては「これだけ頑張って勉強してきましたよ!」とアピールしたくても、学習内容やそのすごさがほとんどクライアントには伝わらないということです。
ただし薬機法と、特定の業界に関する資格(FPや教員免許など)は別です。
知名度もあってクライアントも能力を具体的に測れるし、業界によっては、「薬機法管理者でないと危険だから書かせられません」ということも普通にあります
資格よりも何ができるかを把握している方が100倍重要
さきほど述べたとおり、資格名では能力がいまいちクライアントに伝わりません。
となると、何が大切か。
自分がどういう人間で、どういうことができるのかを把握し、伝えられることの方が100倍重要だと思います。
クライアントからしたら、「わたし、SEO検定2級レベルです」「私は1級レベルです!」と言われるより、
「SEOに基づいてキーワード選定、リライトをすることが得意です」と具体的な能力を教えてもらった方が分かるからです。
後述するとおり、資格を取ることが「悪いこと」とは全然思わないのですが、
採用してもらうためのアピール材料としてはほとんど使えないということを知っておいてもらえればと思います。
効率よく学ぶために活用するのはオススメ【オススメの資格3選】
ただし、資格を取るメリットもあります。
学習範囲と期日が明確で、振り返ったときに何を学んだかが分かりやすいのが資格のメリットです。
「来年までにWEBライティング技能検定を取ろう」
「SEO検定を取れたから、初心者レベルから中級者レベルへ進もう」
と自分自身の学習をコントロールしやすくなります。
まだ詳しくない分野を最速かつ無駄なく学びたいのであれば、効率よく学ぶ手段として、資格を活用するのはとてもオススメです。
おすすめの資格4選
「効率よく学ぶため」であれば資格取得にお金と時間をかけるのも賛成です。
特におすすめしたい3つの資格を紹介していきます。
1.SEO検定
Webライターがなかなか避けて通れないのがSEOの知識。
「大切っぽいのはわかってるんだけど、勉強できる気がしないんだよなー」
と目を背けている方もいるのではないでしょうか。
そんな、小難しいけれど避けては通れないSEOについて網羅的に学ぶことができるのがこの「SEO検定」です。
4級から1級まであって(飛び級OK)、
「そもそもインターネットって何?Googleって誰?」みたいな基礎的な話から、「SEOペナルティーをくらったときの対処法」といった実践的な話までマルっと学ぶことができます。
2.Webリテラシー試験
Webライターの仕事は、実は、ただ文章を書くだけではありません。
上記のSEOもそうですが、画像や映像、HTMLなどマークアップ言語、セキュリティ、WordPressなどについての知識も必要です。
また、クライアントとの関係が深くなってくると、チームの一員としてディレクションやサイト設計に関わる仕事を任される場面も増えてきます。
ただ文章が書けるだけでなく、Webマーケティング全般の知識を身につけていく必要があります。
そんなWeb業界で働く上で最低限知っておいた方がよい「Webリテラシー」を網羅的に学ぶことができるのが、Web検定が主催する「Webリテラシー試験(資格名:Webアソシエイト)」です。
「インターネットやITについて正直自信ない・・・」
「クライアントさんに迷惑をかける前に、Webについて最低限知っておきたい」
という方にはおすすめです。
3.薬事法管理者
基本的に「Webライターに資格は不要」の立場ですが、例外的にこの資格は取っておく必要があります(ボクは取っていないので参考程度に)
資格がないと仕事を振ってもらえないということが普通にあるからです。
薬事法とは、健康食品や化粧品、医薬品などについて、「読んだ人が勘違いするような書き方をしちゃダメだよ」ということを決めている法律です。
たとえば「コレ飲んだら痩せる!」「肌がツルツルになる」みたいな表現ですね。
薬事法に違反したら、最悪、200万以下の罰金もしくは2年以下の懲役となることも。
健康や美容系に取り組むなら、中途半端な知識はキケン!大きな失敗をする前に、薬事法管理者は最優先で取っておいた方がいいと思います。
薬事法管理者
結論:資格は「能力のアピール」にはならない。効果的に学習するにはオススメ
「Webライターに資格は必要か」という疑問に対して解説をしてきました。
「必要ではない」というのがボクの結論です。
資格を取ったからといって仕事がバンバン舞い込んでくるようにはならないし、「こんな資格持ってますよ!」とアピールしても、民間資格だとあまりすごさが伝わらないからです。
ただし、短い期間で効率よく学ぶために資格を活用するのは大いに「アリ」です。
資格は、学習内容と期間が明確で、学習の背中を押してくれるからです。
せっかくお金を払ったのに受からなかったら悔しいですしね。
また、自分自身で後から振り返ったときに「こういったことを勉強したんだな」ということが振り返りやすいというメリットもあります。
「資格をとれば稼げるようになる」と資格取得だけをゴールにしてしまうのはオススメできませんが、学習を効率的にスピードアップさせるためにお金と時間を使うというのは賛成です。
気になる資格があれば調べてみてくださいね!