この記事で解決できる悩み
副業でWebライターに挑戦してみたいけど、文章スキルや資格はなくて不安。
国語が苦手だったおれにもできる?文才とかないんだけど……
しばらく会社から離れていた私にもできる仕事か知りたい
Webライターに興味をお持ちのあなた。上のような悩みを抱えていませんか?
初めて挑戦することを不安に思う気持ち、臆病な僕にもすごくよくわかります。
でも安心してください。
実は、Webライターは、文章が下手でもなれる仕事です。
なぜなら、Webライターには、人を感動させて涙をさそうような独創性はあまり求められないからです。
センスによるいわゆる「文才」よりも、「書く内容についてよく知っているか(or 調べているか)」の方が大切です。
さらに、「こう書けばいいよね」という、書き方のパターンもある程度決まっています。
この記事では、Webライター5年目、文字単価15円、月60万稼ぐボクの視点から、
「文章が下手でもWebライターになれるの?」というテーマで解説。
文章力を育てる実践的な7つのポイントについても紹介していきます。
「文章力に自信がないから無理だ…」と決めつける前に、ぜひ読んでみてくださいね!
「文章が下手」未経験からでもWebライターにはなれる
「Webライターは文章が下手でもなれる?」
この疑問に対する僕の結論をあらためてまとめると「なれる」です。
(注意)
ただし「なれる」というだけで始めるのは早とちりかもしれません。どうか記事の最後まで読んでください。
まずは、「文章が下手でもなれる」と思う理由から。
理由は3つあります。
1、創造的な文章力は求められないから
Webライターには、小説家のような表現力や個性的な書き方はあまり求められません。
「店主の並々ならぬ想いを受けて、わたしは、ほのかに熱を帯びた目頭をハンカチで拭ったのである…」
な〜んて書き方をしたところで、「要らないっすね」とバッサリ切られておしまいです(笑)
Webライターの書く文章は、いわゆる「国語」の授業や作文で求められた能力や成績とはあまり関係のないものだと考えてください。
2、書き方のパターンが決まっているから
文章には「こう書くと理解しやすいよね。納得しやすいよね」という、書き方のパターンが決まっています。
詳しくは別記事で解説しますが、Webライターが多く使うパターンには「PREP法」「頭括構成」「情報列挙型」「論文構成」といったものがあります。
ウーンと頭を悩ませて自分で0から文章を生み出すよりも、基本的にはパターンに沿って書けば、一定程度よい記事は作ることができます。
3、Webライターの案件は山のようにあるから
いまや、スマホに文字を打ち込めば大抵のことは検索できますよね。
それだけWeb上に記事が多く存在するということは、「Webライターに記事をつくってほしい」という需要が山のようにあるということです。
実際に、Webライターの仕事が掲載されているクラウドソーシングサイトを開けば、Webライター向けの仕事は数十万件規模で見つかります。
初心者から上級者向けまでさまざまなレベルがあるし、シナリオライターや取材ライターなど仕事内容にもさまざまな種類があります。
自分の興味やレベルに合わせて仕事を選ぶことができるため、文章力に自信がない人でもWebライターを始めることができます。
文章力よりも、専門知識と経験の方が重要
僕は、Webライターにとって、文章力よりももっと大切なことがあると考えています。
それは、専門知識と経験です。
なぜなら、Webライターの仕事は、人に情報を伝えることだからです。
読者は、感動したくて記事を読みに来ているのではなくて、情報を知りたくて読みに来ていますよね
(もちろん、その中で思いもよらず感動することはありますが)
だから、「どう伝えるか」よりも「何を伝えるか」の方がもっと重要です。
思い起こしてみてほしいのですが、
たとえば、大好きなアーティストのコンサートチケットの買い方を調べようとするとき。
スマホを濡らしてしまって、慌てて対処法を調べているとき。
多少文章が荒くても、豊富な知識や経験を持った人がまとめているサイトってきちんと読みませんか?
それは、僕たち読者が知りたいことがそこに書かれているからです。
読者が求めている情報を伝えることができる能力。
それを支えるのが専門知識と経験だと、僕は考えています。
文章力はWebライターになった後からでも鍛えていけますが、
・専門知識や経験があるか
・ない分野については、きちんと知識を身につけようとしているか(あるいは、きちんと有識人から知識を「借りて」いるか=インタビューなど)
という、「何を伝えるか」を大切に考える姿勢は、Webライターとしてもっとも大事な適性だと思います。
「Webライターで稼げるようになる」ための文章力の育て方ポイント
Webライターには文章が下手でもなれます。
それは事実ですが、そうはいっても、Webライター1本で稼いでいこうと思ったら、もちろん下手なままでは難しいです。
その分野について同じくらい詳しい人がいれば、分かりやすく魅力的な文章を書けるライターにお金を払いたくなるからです。
まずWebライターに挑戦してみるというのは賛成ですが、その後、文章力をみがき上げていく必要はあります。
ここからは、「Webライターで稼ぐための文章力の育て方」を7つのポイントにわけて解説していきます。
- Webライターに必要な文章力について考えてみよう
- 文章の基本を知ろう
- 書き方のパターンを知ろう
- お手本の文章を決めて真似しよう
- 推敲をしよう
- 人に見てもらおう
- 実際の仕事の中で書こう
1、Webライターに必要な文章力について考えてみよう
先ほども述べたとおり、Webライターには小説家のような文章力は必要ありません。
僕が思うWebライターに必要な文章力とは、次の2点をしっかりと押さえている文章のことです。
- 文章の前後のつながりが自然(「しかし」「なぜなら」「つまり」など接続詞で論理的につなげることができる)
- 主張が簡潔(結論と理由がどこに書かれているかすぐに分かる)
誤字をなくす、回りくどい表現をなくす、などほかに重要な点もありますが、
記事全体を俯瞰したときに「どこに何が書かれているのか」がパッと分かることが、Webライターにとって最重要な文章力だと僕は考えています。
2、文章の基本を知ろう
次に、文章の基本について、以下7点を確認しておきましょう。
- 一文は短く
- 改行をはさむ
- 同じ語尾をくり返さない
- タイトル・見出しをつける
- 文体(です、ます)を統一する
- 表記を統一する(WEB/Web/web/ウェブなど、混在NG)
- 読者が分かる言葉を使う(専門用語や難読漢字の使いすぎに注意)
3、書き方のパターンを知ろう
Webライターがまず知っておくべき書き方のパターン(型)は次の3つです。
- PREP法
- 頭括構成(逆三角形型)
- 情報列挙型
詳しくは次の記事で解説しています。知らないものがあれば参考にしてみてください。
4、お手本の文章を決めて真似しよう
ここまでで文章の基礎がわかったら、実際にあなた自身が書きたい文章を具体的に決めていきます。
スポーツや芸術などと同じように、まずは上手な人をそっくり真似してしまうのが上達への近道です。
書きたいジャンルの大手メディアや「この人の文章、なんかいいな」と直感的に思うライターを見つけたら、お手本にしてみましょう。
真似する際の僕のおすすめの方法は「写経」と「要約」です。
それぞれの詳しいやり方は別記事で解説します。(→別記事準備中)
5、推敲をしよう
書くことも大切ですが、個人的には、「見直すときにもっとも文章力が鍛えられる」と思っています。
ピッチャーがただ体力まかせに10,000球投げるよりも、録画を見ながらフォームを修正した方がはやく上達するのと同じですね。
書きっぱなしはNGです。
自分自身で書いた文章であっても、2周3周と読み直してみると気になる点が見つかります。
「この順番だと結論が伝わりづらいかな」
「なんだか難しい言葉が続いて読みづらいな。カタカナに変えてみたらどうだろう」
このように首をひねりながら試行錯誤をくり返していくと、だんだん文章が上達していきます。
6、人に見てもらおう
第三者に見てもらいフィードバックをもらうことも、とても有効です。
記事全体の内容が頭に入っている自分にとってはわかりやすく書けたつもりでも、人に見せると「ここどういうこと?」と伝わらないことが意外に多くあります。
できればその記事のターゲットユーザーに読んでもらうのが一番の理想ですが、
家族や友人でもOKです。文章について詳しくない人の意見が意外と重要な気付きになることもあります。
「近い人に見せるのはちょっと勇気いるな」という人は、Twitterで僕にDMを送ってきてもらうのも大歓迎です!
簡単なフィードバックをお返ししますね!(「おしょうさん」の名のとおり、怒ったりしませんのでご安心を。笑)
7、実際の仕事の中で書くこと
最後は少し精神論チックになってしまいますが、「緊張感を持って文章を書いていく」ということがとても大切です。
Webライターとして通用するための文章力を身につけたいのであれば、実際のWebライターの仕事の中で文章を鍛えていくべきだと、僕は思います。
もちろん報酬に見合わない文章を提出すればクビを切られるかもしれないし、クライアントに怒られるかもしれません。
ですが、「いつか」「できれば」と逃げ道を用意していては、文章力はいつまで経っても育ちません。
もちろん、いきなりハイレベルな仕事を受ける必要はありません。
心に余裕を持てる範囲で構いませんが、「ちゃんと書けなかったらもしかしたら怒られるかも」という緊張感を持てるように、実際の仕事の中で書くようにしてください。
大丈夫です。
先述のとおり、Webライターの仕事は山ほどあります。今のレベルで挑戦できる仕事がきっと見つかるはずです。
まずは「Webライター」で検索して、実際にどのような仕事があるかチェックしてみてください。
多くの案件が見つかるクラウドソーシングサイト
はじめから文章力に自信がなくても大丈夫。ただしみがく努力は忘れずに
記事の内容を振り返ってみましょう。
まず、Webライターは文章が下手でもなれるか。
「なれる」というのが僕の結論です。
多少荒っぽい文章であっても、その分野における情熱や知識や経験は、うつくしい文章が書けること以上に武器になります。
「今は専門知識がない」という人も、人に伝える上できちんと知識を身につけていこうとする考え方が持てていれば大丈夫です。
ただし、現実を見れば、Webライターを始めたものの「稼げるようにならない…」と挫折していく初心者が多いことも事実。
仕事として本格的に稼いでいくとなると、文章力をみがき続けていくこともやっぱり大切です。
Webライターとして稼ぐための文章力を育てるポイントは、次の7つでした。
- Webライターに必要な文章力について考えてみよう
- 文章の基本を知ろう
- 書き方のパターンを知ろう
- お手本の文章を決めて真似しよう
- 推敲をしよう
- 人に見てもらおう
- 実際の仕事の中で書こう
Webライターに「なる」をクリアした人は、「稼ぐ」に向けた次の一歩として、文章力についてもステップアップしてみてください!
文章力についてもっと深く学びたい人は、ボクが愛用しているUdemyもおすすめ。
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